『私季〜秋冬〜First Finale』コンサート

2004年11月21日(日) @神奈川県・横浜市みなとみらいホール・小ホール

秋も深まり、秋晴れの良い天気に恵まれた当日、今年度の私季コンサートシリーズの集大成である、「私季〜秋冬〜First Finale」が、横浜みなとみらいホール・小ホールにて開催されました。
この非常にすばらしいホールで、超絶技巧派の演奏をたっぷりと、もちろんいつも通り本人のおしゃべりもたっぷりと(?)お届け致しました。ご来場頂いた沢山の方々には、ただただ感謝感激雨あられです。
やはり今回は集大成ということで、本人の許可も得た上で、このすばらしいコンサートの内容をご来場頂いた方々にはもう一度当日の感動を味わって頂き、残念ながらご来場頂けなかった方々にも、その感動を伝えるべく、文字と写真のレポートの他に、動画ストリーミング配信での楽曲紹介を行います。
是非最後までリポートをお読み頂いてから、当日の模様をご覧下さい。

まずは第一部のプログラムから

    第一部
  1. Csardas (V.Monti)
  2. 赤とんぼ変奏曲 (Y.Goto)
  3. 秋心 (Y.Goto)
  4. 私季より「秋〜枯葉舞う頃〜」 (Y.Goto)
  5. Maple Waltz (Y.Goto)

最初は、おなじみ超絶技巧を披露するのにふさわしい「チャルダッシュ」。GOTSUの顔となっているこの曲も、毎回アレンジに工夫がありとても楽しく聴くことができます。 今回も随所におもしろい(・・・難しい・・・)アレンジが光っていたと思います。
二曲目は、赤とんぼを11種類のアレンジで、赤とんぼの”佐藤君(仮名)”の波瀾万丈の人生を表現した物語調の変奏曲です。11種類の人生(?)おわかりになるでしょうか?是非ストリーミング映像でお楽しみ下さい。
三曲目は、心シリーズの”秋”。後藤勇一郎による楽曲紹介です。

私季コンサートではすっかりおなじみ、季節をテーマにした日本の叙情歌や歌謡曲、映画音楽等をメドレー仕立てにした「心シリーズ」より「小さい秋みつけた〜紅葉〜秋桜」と続く秋心。心シリーズのもう一つのテーマとして、合間にピアノの名曲を始めとしたクラシック曲を挟んでいますが、秋心は「ショパン・木枯らしのエチュード」「ベートーベン・悲愴」「ベートーベン・エリーゼのために」と、ピアニスト泣かせの楽曲も盛りだくさん。名手・小池ちとせさんのピアノ演奏を、たっぷりとお届けします。」

心シリーズ、管理人(スナフキン)としては是非アルバム化をして欲しいところです。とにかく初っぱなから驚かせてくれます。静かなメロディで入り、その後・・・是非ストリーミング映像でお楽しみ下さい。
四曲目はアルバム私季より「秋〜枯葉舞う頃〜」。今回のアンケートでもダントツ一位を獲得した楽曲です。心癒される本当にきれいな楽曲です。アルバムとは少し違ったアレンジも魅力ですので、是非映像をご堪能下さい。
五曲目は、「ワルツシリーズ」の秋。こちらもとても耳なじみの良い楽曲で、心温まる軽快なメロディでした。

ここまで駆け足でご紹介しました。ストリーミング画像ではお届けできませんが、曲間の本人のMCが、相変わらず”長い”です。ただ、だらだらと長いのではなくいろいろな情報や、楽曲の背景などわかりやすく説明しているため、はじめて楽曲を聴く方にとってとても良かったのだと思います。

    第二部
  1. 枯葉 (J.Kosma)
  2. ブエノスアイレスの冬 (A.Piazzolla)
  3. 冬心 (Y.Goto)
  4. Wintry Waltz (Y.Goto)
  5. 私季より「冬〜凍てつく大地〜」 (Y.Goto)

さて、前半第一部は秋をテーマとしてましたが、第二部は冬をテーマに。一曲目は、私季シリーズおなじみの、バイオリンソロの枯葉です。衣装も一転白を基調としたちょっと派手目ないでたち。枯葉の演奏終了後、感極まったのか(勝手な想像)ホール全体が物音一つ無い静けさに包まれる長い時間の後盛大な拍手で迎えられました。まさにこれから冬到来といった感じ・・・
二曲目は私もお気に入りの楽曲です。これもアルバム私季に収録されており且つ「ブエノスアイレスの四季」という楽曲から冬をチョイスしています。少し悲しげなメロディですが、GOTSUのアレンジが”冬”そのものを感じられました。
三曲目は「心シリーズ」の冬です。耳なじみの名曲がGOTSUのアレンジにより合体し、すこし寂しげな冬を感じられました。
四曲目は「ワルツシリーズ」の冬。冬を感じさせると、少し寂しげな気分になりますが、ワルツのテンポで演奏すると、少し優しげな気分を味わえる、そんなところが”ワルツ”の良さ(?)と思わせる、独特の楽曲でした。
そして、プログラム最後の五曲目、アルバム私季から「冬〜凍てつく大地〜」。”冬”これから厳しくなるぞという感じのメロディで始まり、悲しみ・寂しさの冬、そして一転して希望の光(春)を求めていく感じを、速いテンポのメロディで奏で、まさに私季シリーズ終焉にふさわしい、力強い演奏でした。

そして、皆様の大きな拍手と共に披露させて頂いたアンコールは、豪華に2曲。軽快なリズムときれいなメロディでおなじみの「ゆるやかなワルツ」。そして今年他界した亡き父に捧げる曲「愛の挨拶」を披露させて頂きました。
曲間で、小さな二人のお姫様からとってもきれいな花束を頂き、兄の激しい演奏の終わりに和やかな雰囲気を作って頂き感謝しています。
ストリーミング映像では曲間のコメントも収録しております。聞き取りにくいですが、是非最後の私季コンサートの記念に、じっくりと本人の感想等含めて、お聞き下さい。

終演後も多くの方にCDを買っていただき、サイン会をさせていただきました。その模様は写真にてお楽しみ下さい。

とうとう私季コンサートシリーズ今年度の集大成となる、「私季・秋冬」が終わり一つの節目を迎え、感慨、感涙、感動様々な気持ちが去来しています。本ホームページの管理人として、また神出鬼没の”スナフキン”として、そして超絶技巧派の兄を持つ弟として、このようなすばらしい時をすごせる機会がまたきっと来ることを、皆様と共に心待ちにしたいと思います。
それでは当日の演奏風景とサイン会の模様を写真にてご覧下さい。

当日の演奏風景
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チャルダッシュからスタート 初めのご挨拶は!「オイッス」? 気合いの入った表情です
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おなじみ、ピンの枯葉 アンコール一曲目 二人のお姫様と握手
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頂いた花束を手にご挨拶 本当に有り難うございました。 盛況のサイン会
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続々とサインを求める方々 奥にはThe DynamitesのColorssicも ゆかりのあるペンを持つ手も力が入る
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お客様との談笑も 本当に沢山の方々に愛されました 来るときに聞いてきたCDにもサインを!
GSPコンサートシリーズ2004 私季・秋冬〜First Finale〜
当日のビデオストリーミングはこちらから。
※ビデオの再生には、Windows Media Playerが必要です。